【学生ボランティア経験者】松井喜市さん

小学校教諭免許取得を目指しながら、現在もアルバイトとして活動中

松井喜市さん

子ども達からの呼び名はキイチ(時々キッチン)は小学校の先生を目指しながら、あそびっこの現場でアルバイトをしています。子どもといつも本気で遊び、向き合っている彼にインタビューをしました。
うまく言葉にできるかなーと、不安になりながらも、彼の中にある想いを言葉にしてくれました。

なぜ遊びに関わるボランティアをしようと思ったの?

遊びに興味を持ったのは、大学の先生の教職の授業がきっかけ。子どもの権利条約を扱うコマで、各条文を読み解いていくグループワークを行いました。遊びに関する条文があったけれど、うまく自分の中で消化できなかった。先生は遊びが学びにつながっていると言っていたけれど、『本当かよ。遊びが学びになるのかよ。』と思っていた。それがずっと気になっていて、卒論で遊びを書くことに決めて、このボランティア見つけて参加することにしました。

実際にボランティアに参加してみてどうだった

事前研修で教わった“遊びのツボ=子どもの楽しいと感じているポイント”を意識してみようと思って、現場に入ってみました。なんでこの子がこの遊びでこんなに笑っているのか?まで、一緒に遊びながら初めてそこまでちゃんと見てみることをしました。
そしたら、今までただのハンモック遊びだと思っていたものが、その遊びの中でも
小さく揺れる⇒思いっきりこぐ⇒見つけた木の実に足を届かそうとチャレンジ⇒落ちた木の実を潰す⇒投げる⇒追っかける…まだまだ続く
子どもの遊びのツボってこんなにどんどん変わるのか!?と初めて体感しました。
そして、子どもはとにかくハンモックを押して―と言ってくるんですよね。1日目は押してあげていたけど、振り返りでプレーリーダーさんから、「ただ押してあげる人(子どもの遊び道具)になるんじゃなくて、子どもと一緒に楽しむ遊び仲間になってみて」と言われて、頭ではわかったけど、実際どうしたらいいのって2日目は色々試行錯誤でした。2日目終わっても、こんなんでいいのか?と自信はなかったですね笑
事後研修では、色んな人の意見を聞けたのがよかった。自分では、子どものツボはいっぱい変わっていくんだと思っていたけど、他のメンバーの話を聞いていると何十分も同じ遊びをし続けていた子どもの話も出てきた。子どもってそういう時もあるんだって、自分の経験だけじゃなく人の意見も聞けて、参考になりました。

ボランティア終了後、活動を続けようと思ったのはなぜ

遊びが学びにつながっているのか?という疑問はまだあったんです。そして、ボランティアをしてみて、自分の力の足らないところも見えてきて、もっと長く関わったら、何か見えてくるものがあるんじゃないかと思ったんです。

活動を続けてきて、自分自身が変化したこと

視野が広がったなと思います。子どもと関わるには、学校や塾などで勉強を教えることが手段になると思っていました。でも、遊びで関わるということもあるんだと知った。
遊び場で子どもに関わる僕には先生という肩書はないです。立場的に偉いわけでも、何でも知っているわけでも、何かを教える人でもない。実際、虫のこととか僕なんかよりも、子どものほうがよっぽど知ってるし笑
そんな遊び場の中なので、子どもだから、大人だからとかじゃなくて、1人の人間同士として普段通りの自分で子どもと関わるようになりました。そっちの方が、先生のような役割を演じるよりも、子どもから僕という人を知ってもらえると感じています。そういう時のほうが僕自身も“いいこと思いついた!”がいっぱい出るんです。
また、最近気になるのは、子どものいいこと思いついたの後の行動。何をするんだろう?どうするんだろう?とよくみていると、そう来るか!なんてことがいっぱいあるんです。子どものしたい、やってみたいを大事にしたいなーと思っている自分がいます。

活動を経て、今考えていること・感じていること

んー…(黙り込むこと30秒ほど)
正直、この遊び場でどうなりたいんだ俺?子どもからどんな存在として見られたいんだ?って悩んでます。プレーリーダーのみなさんはどう考えてきたんですかとむしろ聞きたい!(その話は後日しようねということになりました笑)
そして、今も遊びが学びにつながっているのかどうかは判断できません。でも、遊びが学びにつながってたらいいなと思っています。勉強も大事だけど、遊びも大事にするのがいい。一方的に教わるものじゃなく、子どもから出てくるもの(思いやアイディアなど)が遊びなら、それが大事にされるというのは夢があると僕は思うんです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あそびっこネットワークでは、子どもと遊ぶボランティア研修会を実施しています。
プログラムの内容等についてのページへは以下の画像をクリック!