【学生ボランティア経験者】堀之内澪那さん

「あそび」のちからを再認識した現場体験

堀之内澪那さん(みおな)

2013年、大学3年生の時に学生ボランティア研修を受け、その後も在学中はアルバイトとして関わり続けました。
私の夢は小学校の先生になることで、大学でも児童学科で子どもについて学んでいました。ゼミの先生に「こんな活動があるよ」と紹介されたときに、「あそび」というキーワードにピピっときたんです。というのも、カンボジアの孤児院でのボランティアに参加したことがあるんですが、そこで子ども達とふれあった時、言葉は通じなかったけど楽しく遊ぶことは出来た。「あそび」が人と人とをつなぐ力に驚いたんです。「あそび」ってすごいなって。

研修、体験、振り返りのサイクルが力になる

実は、プレーパークやプレイワークについてはまったく知りませんでした。現場に入る前の研修で、プレイワークについての概要を学び、そこから実践という流れだったので、頭で理解したことを体感して腹落ちさせていくことができました。講師の方に「まずはひとつでも自分が楽しいと思う瞬間を作ることを目標にしよう」と言われ、そんな目標ありなの?と驚きましたが、そのおかげで自分自身がすごく楽しめて、ああ自由にあそぶってこんなに楽しいのか!と実感できたんです。「大人は子どもをしっかり見ていないといけない」という固定観念を持っていたことに気づきました。
現場での子どもたちとの時間ももちろん充実していましたが、それとともに私がすごく印象に残っているのは、「振り返り」の時間です。あれだけしっかりと振り返りをする経験ははじめてでした。あそび場で子ども達が何を考え、どう思い、何をしたかったのかをとことん考える、プレーリーダーたちの視点はとても勉強になりました。現場体験と研修会を繰り返し、そしてそこに現場での振り返りが重なることで、今まで点だったものがつながっていく感覚があり、わくわくしました。

子どもに関わるすべての人に役立つ視点

私は教員の道を選びましたが、子どもたちとかかわる際にプレイワークを知っているかどうかはとても大きいと思います。学校での一人一人の子ども達へのプレイワーク的な関わり方とは、どんなことが可能なのかを考えて試行錯誤していきたい。先生が道を作って、そこを歩かせるのではなく、一人一人が何を考えて、何を思って、何をしたいのか、彼らが自分で考えて進むことを支えたい。そんな教師になりたいと思っています。

(みおなは3年間教員として勤務したのち、現在はあそびっこのプレ―リーダーとして働いています)