新人プレーリーダー・イチロー、1ヶ月を振り返る。

5月も終わり、子どもたちもそろそろ新しい学校やクラスに慣れてきた頃かな。光が丘プレーパークの新人プレーリーダー・イチローです。前の仕事はなんと「エンジニア」。部屋の中でパソコンをいじったりすることが多かった僕が、全く違う環境からプレーリーダーになって1ヶ月。僕自身がプレーパークでたくさん遊んで、感じたことを伝えたいと思います。

プレーリーダーの登竜門?水バシャーン!泥ベターン!

「ねえ、新人!こっちむいて!」。振り向くと、小1男子がいきなりイチローめがけて水をバシャーン! イチローびっくりして固まる。間髪入れず、小3女子が水をたっぷり含んだ泥をイチローの服にベターン! イチローさらにびっくりして固まる。

これまで水あそびや泥あそびと言えば、両手・両足が汚れる程度で済んでいた僕。びしょ濡れで泥がついた自分の姿に、(冷たい、服が汚れた、着替えどうしよ、電車乗れるかな)などなど、「これからどうするか」について考えを巡らせる。そんなイチローの心中はお構いなしに、他の子どもも加わり、あそびも激しさを増す。水バシャーン!泥ベターン!……

(このときイチローの中で、何かが吹っ切れる)
「もう、いっか!」。イチローも負けじと反撃開始! バケツ一杯の水かけ攻撃。たっぷり水分を含んだ泥爆弾。途中チーム戦になったりもしたが、もう誰が敵で味方なのかもわからない。髪から足先まで全身、ぐっしょり泥だらけ。でもみんな楽しそう。明るい笑い声が響く。
ここまで思いっきり本気であそんだの、いつぶりだろう。途中からは服や帰りのことなんか忘れてあそびに夢中になっていた。

帰り際、子どもたちから「イチロー!またやろうね!」の声。ただの「新人」ではなく「イチロー」として認識してもらえたみたいだ。うれしい♪ 新人は、まずはとにかくあそべって、言われた理由がわかった気がする。子どもたちと一緒に夢中にならなきゃ、感じられないことがあるんだな。よし、来週も再来週も、思いっきりあそぶぞ!

※プレーパーク新聞vol.79(2019年6月発行)に掲載のコラムを、編集のうえ転載しています。