チャンバラ痛い! さて、どうする?

小学校低学年から中学年の男子6人。力が有り余っているのが一目でわかる。そんな彼らが落ちていた細くて軽い棒を見つけた。すぐに、チャンバラが始まる。

最初はみんなやんわりと優しくやっていたが、一発強めのが当たると、やられた側は笑いながらもムキになってくる…。“あぁ、バチバチやりたいんだよなー、でも先が細くてちょっと心配だなー”と近くで様子を見ていると、一緒にやろうぜ!と声がかかった。

棒を1本もらって参戦するも、やっぱり当たるとかなり痛い。「もっとバチバチやりたくない?これ痛すぎるんだもん。もうちょっと痛くないやつないかなー」と思ったことをそのまま伝えてみる。すると、「確かに。」と彼らも納得。「これいいじゃん!」と偶然近くにあった布を棒に巻きつけ始める。

それなら、とこちらは棒も使わず、長い布自体を武器にしてみる。それいいねーと1人の男子が布をいくつも持って、身体のあちこちに巻きつけ始める。布の先っちょを一つ結びにするとちょっとした重りになって、ヌンチャクのように飛ぶ。

今度は別の男子が、俺はこうする!と砂場にあったキッチン道具のボウルを頭にかぶって、ガムテープをボウルから自分の顎までぐるーとくっつけて笑顔(痛そうだ笑)。あちらでは、ダンボールを胴につけて、これで痛くない!とロボットのように歩きはじめる…etc 子ども達の中では、次から次へと“いいこと思いついた!”の嵐になっている。やがて、思い出したように「戦いやるぞ!」と一番年齢が上の子が声をかけ、再び勝負が始まる。「おまえもやるぞ!」どうやら遊び仲間に認定してもらえたようだ。

子どもに素直に思いを表現するって大事だと思っている。つい、危ないからだめ!とか痛いから嫌!とか、そんな言葉だけが口から洩れることも多い。でも、逆に痛くなければ、できるのだ。だったら、そちらも言葉にして伝えたい。その想いを伝えられるかが、楽しいに熱中できる雰囲気を作る鍵なのではないだろうか?

※プレーパーク新聞vol.68(2017年9月発行)に掲載の、プレーワーカーによるコラムを、編集のうえ転載しています。