子どもがアートを好きになる お母さんのためのアートワークショップ

2018年3月22日(木)更新 

子どもが自分らしく「表現」することを楽しめるように。
そのためにまずはお母さんが「アート」を体験する。

造形作家の浅羽聡美さんを講師に迎え、H29年度に3期実施したアートワークショップ。

浅羽さんは、都内の保育園で、そこに通う0才からの子どもたちと、表現活動をしています。「美術の時間」と一応の名前がありますが、美術と保育の境界は今や消え、溶け合って、すべてが一緒くたにひとつの生活になっています。

そこで子どもたちとも実践しているという、「絵本を作る」という絵画表現が中心のワークと、「ゴミで作る」造形のワーク、ふたつをそれぞれ体験しました。

私たちは、学校での美術教育や、社会の「こうあるべき」という価値観によって、「表現」というものを過剰に規定されていたり、「うまく描かなければ」「うつくしいものを作らなければ」という「囚われ」に、知らず知らずのうちに縛られています。

何を作るかゴールを決めない。
考えずに、しっくりする色、もの、置き方を選ぶことを繰り返していく。
……浅羽さんはそう言うけれど、言うのは簡単、実際にやるとなると――。
何をどうやったらよいか途方にくれたり、人と比べてしまったり、自分がやろうとすることが、本当に自分がいいと思っていることなのか、それとも「人と違うことをやろう」と考えてしまっての表現なのか……ああこんがらがって、困惑し、手は止まり、やがて頭が真っ白に(笑)。

でも、自分の中にある「囚われ」に気づき、「ああ、私は今戸惑っている」と認めることも、すごく意味のあること、それさえも「自分」の一部なのだ、そう浅羽さんは言います。

また、うんうん唸りながらも、気がついたら「今、頭の中に何も言葉が浮かんでいなかった」という瞬間を、自分が解き放たれたような喜びに包まれる瞬間を、感じた人もいたのではないでしょうか。無心、夢中になってただ手を動かしていた、そのことに気づいた瞬間に、人はまた頭で考え始めてしまうのだけれども。

本物そっくりに描くことが、人に「じょうずだね」「すごいね」と言われる技術を持つことが、アートの目的ではない。「わたし」を表現するのが、アート。絵を描いたり、造形したりする、いわゆる「美術表現」だけでなく、生活の中で自分が何を選び、何を心地よく思うか。どの道を通るか、スキップするか、小石を拾うか、笑うか、泣くか、そのひとつひとつの行動が、選択が、「わたし」。

「わたし」であることを否定されない、認められる、その積み重ねが「わたしはわたしのままでいい」という、根拠のない自信、自分を信じる力になっていくのではないでしょうか。

人が「わたし」を表現することを、尊重する。そうされたとき、心の中でどんなことが起こるのかを、今回、「アート」というひとつの表現手法を通して、体験しました。
「アート」を通して、そして生活のなかで、わが子との関わりに生かしてもらえたらと思います。

浅羽さんの保育園での活動を紹介するサイトでは、子どもたちの表現の様子、そしてそれを見つめる浅羽さんの真摯な言葉をご覧いただけます。

https://www.facebook.com/hyougenshatachi

***

アートワークショップは、H30年度も実施が決まりました。
詳細については、追ってお知らせしますが、日程のみ決まっています。

第一期 6月7日・21日(木)
第二期 10月11日・25日(木)
第三期 2月3日・17日(日)

それぞれの期で、2回連続で受講することを原則とさせていただきます。4月以降にお申込みのご案内をしますので、ご予定を空けてお待ちいただけると嬉しいです。

担当・白石


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