やってみなくちゃ、わからない。

2018年10月26日(金)更新

初めてのたき火で、落ち葉を少しずつ入れていた小2男子2人組。だんだん盛り上がってきて、どっさりひと抱え分の落ち葉を入れようとしたところ…

小5男子が、「お前ら、それ入れるなよ! 落ち葉は燃えて飛ぶから、人に当たったら危ないだろ。さっきからちょっとずつ飛んでるんだよ」とぴしゃり。男子2人組は、一瞬固まった後、生えていたキノコを持ってきて「これならいい?」と小5の兄ちゃんに聞きます。「それはいいよ!面白いじゃん!」。いつの間にか、3人で遊びが盛り上がっていったのでした。

火は怖い、だけどめちゃくちゃ面白い

家庭のキッチンはIHが多くなり、花火も自分の家の前でできない昨今。理科の実験でもないと、火を体験する機会はほぼない子も多いかもしれません。こんな環境で過ごす子どもは、前述の2年生のように、ちょっとした火の怖さを知りません。近づけば火は熱いし、触ればやけどをする。落ち葉や紙は燃えて舞い上がり、火事につながることもある。それを理解するには、子どもはまず自分で体験してみるしかないと思います。実は、ぴしゃりと諫めた小5男子自身も、プレーパークで小さな火傷を何度もし、落ち葉をどっさり入れたらどれほど大変なことになるかを体験して知っているのです。その後2年生の子も、自分で入れた落ち葉が飛んで足に当たり、あちっ!となりました。小5の子に「ほらみろ!」と笑いながら突っ込まれ…笑。こんな経験をした子は、きっと火の怖さを肌感覚で学んでいるでしょう。

「やっちまった!」から学ぶこともある

ナイフや包丁も同じです。ちょっとした切り傷の痛みを味わいながら、その怖さ、そしてナイフがあるからこその面白さや便利さも知っていくのです。何事も、やってみなくちゃわからない。プレーパークでは、火やナイフなどもあそび道具として使えます。お父さん達が張り切って、薪をくべたり、木工をする姿もあります! 子どもが、そんな大人の姿を見て、真似して、何が危ないか、何が面白いかを知る。これぞまさに体験学習!? なんて思うのです。

※プレーパーク新聞vol.74(2018年10月発行)に掲載のコラムを、編集の上転載しています。